北京、オミ株感染源は「海外郵便」 カナダが一蹴

16日、北京市内で、屋外に設けられた検査場所で新型コロナウイルスの検査を受ける人々(AP)
16日、北京市内で、屋外に設けられた検査場所で新型コロナウイルスの検査を受ける人々(AP)

【北京=三塚聖平、ニューヨーク=平田雄介】北京市当局は18日までに、同市内で15日に初確認された新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」について、海外からの郵便物を通じて「感染した可能性を排除できない」と表明した。感染者が受け取ったカナダからの郵便物を調べたところ陽性反応が出たと説明するが、カナダのデュクロ保健相は「異常な見解だ」と一蹴している。

北京当局は17日の記者会見で、同市海淀(かいでん)区の感染者が受け取った国際郵便物からオミクロン株とみられるウイルスを検出したと明らかにした。カナダから7日に発送され、米国と香港を経て11日に感染者が受け取った。同じルートで別の場所に届いた未開封の郵便物を調べたところ、ここからも陽性反応が出たという。

当局は「海外からの商品購入をなるべく控えるように」と呼びかけた。中国はこれまでも、冷凍食品など海外からの輸入品の表面に付着したウイルスによる感染リスクを主張している。

一方、カナダ放送協会(CBC)によると、デュクロ氏は17日の記者会見で「(中国側の見方は)われわれが国際的、国内的に観察してきたことと一致しない」と否定的な見方を示した。

トロント大公衆衛生大学院のアンナ・バネルジ准教授はCBCの取材に、オミクロン株は国際郵便物の中では「決して生き残れない」と指摘。中国側の主張に「科学的根拠があるとは思えない」と語った。

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