山梨県、独自の自宅療養「ホームケア」開始へ 感染最多の153人

新型コロナ対策を説明する山梨県の長崎幸太郎知事=18日、甲府市(平尾孝撮影)
新型コロナ対策を説明する山梨県の長崎幸太郎知事=18日、甲府市(平尾孝撮影)

山梨県は18日、県内で153人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者発表数としては今月14日の117人を上回り、過去最多を更新した。感染急拡大を受け、県では無症状や軽症で、医師の診断による判断や本人が希望した場合には、入院や宿泊療養施設に入ることなく、自宅で療養する山梨独自の「ホームケア」を20日から始め、医療提供体制の確保を図る。

長崎幸太郎知事は18日の会見で、新型コロナの変異株「オミクロン株」による感染増で、「病床などの使用率が42・9%に達し、医療提供体制に影響を及ぼす状況に近付きつつある」との認識を示した。

このため、すでに公表している借り上げによる宿泊療養施設を追加すると同時に、ホームケアも20日から始める。スマートフォンを使った医師による遠隔健康観察システムや、買い物に行けない療養者のための食料品など生活支援物資の配送体制などを整える。

長崎氏はこれらの対応により、「今後1日当たり140人程度の新規感染者が発生しても、病室や宿泊療養の室数は逼迫(ひっぱく)しない」と言う。医療体制を強化する一方で、飲食店の時短営業などの行動制限をせずに、「経済をしっかり回す」との考えを強調した。

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