サンリオは18日、人気キャラクター「マイメロディ」をデザインした自社監修のバレンタイン向け商品の一部について、発売を中止したと明らかにした。「女の敵は、いつだって女なのよ」といった文言が書かれ、インターネット上で「性的偏見を助長する」との批判が出ていた。
商品は文房具や雑貨で、18日に発売予定だった。アパレル大手ワールドの子会社ファッションクロスと共同で企画。「男って、プライドを傷つけられるのが一番こたえるのよ」など、平成17年以降に放映されたテレビアニメ「おねがいマイメロディ」に登場する母親役の恋愛に関する持論が商品に記載されている。
ファッションクロスが会員制交流サイト(SNS)に商品情報を載せると、批判が届いた。一方、SNSでは「発売中止は納得いかない」「生きにくい世の中になった」とサンリオを擁護する声も上がっている。
サンリオは「このたびいただいたコメントは今後の商品企画に生かしていく」としている。