新型コロナ 和歌山知事、自宅療養を一部導入 

自宅療養の一部導入を表明する仁坂吉伸知事=和歌山県庁
自宅療養の一部導入を表明する仁坂吉伸知事=和歌山県庁

新型コロナウイルス感染者の急増を受け、和歌山県の仁坂吉伸知事は18日午前の定例会見で、「全員(病院に)入ってもらうことは現実的に無理になってきている」として、一部に自宅療養を導入する方針を明らかにした。これまでは新型コロナ感染者の「原則全員入院」を堅持してきたが、今後は感染確認時に重症化リスクを判断し、入院、ホテルでの宿泊療養、自宅療養のいずれかに振り分ける。

仁坂知事は会見で「最後まで自宅療養になるかもしれない人もいる。そういう状況に追い込まれている」と県内の厳しい現状を説明した。

県によると、県内の感染者数は1月初旬から急増。それに伴い入院者数も増えている。17日時点で、入院先を調整中の患者は、宿泊療養(151室)を含めても273人に上る。

これ以上入院者数が増えれば、医療機関に救急搬送された患者の受け入れなどが難しくなるため、新型コロナ感染者の原則全員入院は維持できないと判断した。

感染者を自宅療養、宿泊療養、病院入院に振り分ける際には、基礎疾患の有無や症状などを総合的に判断する。自宅療養者については県医師会と協力し、かかりつけ医などによる医療を提供するとしている。

仁坂知事は「(新型コロナ感染者の)健康面を考えると入院がベストだが、それ(全員入院)ができなくなった。残念ではあるが、ベターを考えないと」と理解を求めた。

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