大阪市議会の主要4会派は18日、人口の少ない選挙区の方が議員定数が多い「逆転現象」が生じているとして、議員定数を現行の83から2減の81とする案で合意した。2月開会の市議会定例会に関連条例の改正案を提出する。可決されれば、令和5年春の市議選から適用される見通し。
合意したのは2年の国勢調査結果に基づき、市内24選挙区のうち、西成区(定数4)と港区(同3)の定数を1ずつ減らす案。大阪維新の会市議団と公明党市議団、自由民主党・市民クラブ、「自民党・市民とつながる・くらしが第一」が同日開いた会合でまとめた。
地方議員の各選挙区の定数は原則として人口に比例して定められている。市議会では、平成29年にも「一票の格差」是正や逆転現象解消のため定数を3削減した。