岸田文雄首相(自民党総裁)は17日、党両院議員総会で北朝鮮のミサイル発射について「誠に遺憾であり、強く抗議をした。ミサイル防衛体制をはじめ、国民の命や暮らしを守るために十二分な備えができているのかということをしっかり問いかけ、外交・安全保障の議論を進めていかなければならない」と述べた。
首相は同日召集された通常国会に関し「この国会でも、国民の大きな関心事は新型コロナウイルス対応だ」と指摘。新型コロナの新変異株オミクロン株にも言及し、「感染力は大変強いが、重症化率は低いなどの特性が明らかになってきた。濃厚接触者の待機期間の短縮などメリハリの効いた対策を進めたい」と強調した。
また、今夏の参院選については「しっかりと乗り越え、日本の政治の安定を確実なものにする。党のためでもなければ、政治家のためでもない、日本国民のためだと信じて、参院選に立ち向かっていきたい」と訴えた。