千葉県護国神社の新社殿が完成 来月25日、55年ぶり御神体遷座

2月の遷座を控えた県護国神社の新社殿=15日、千葉市若葉区(小野晋史撮影)
2月の遷座を控えた県護国神社の新社殿=15日、千葉市若葉区(小野晋史撮影)

先の大戦などで戦没し、千葉県内に本籍がある5万7828柱の神霊(みたま)を祭る千葉県護国神社(千葉市中央区弁天)は15日、新たな境内地と定めた同市若葉区桜木で、新築した社殿や神門などを清める「新殿清祓(きよはらい)」を執り行った。御神体の遷座は2月25日に行われ、翌26日から一般の参拝を受け付ける。

県護国神社は明治11年に創建された県招魂社をはじまりとし、昭和42年に現在の境内地に遷座した。55年ぶりとなる新たな境内地は敷地面積が約1200坪で、社殿や神門、鳥居のほか社務所や県遺族会事務局の建物などが完成した。

既に現在の境内地からは、こま犬や先の大戦での特別攻撃隊の戦没者を慰霊する「特攻勇士の像」などが移設されている。

遷座の背景には戦没者遺族や戦友の高齢化があり、新たな境内地では高齢者でも参拝しやすいように、敷地内の段差を極力なくしてバリアフリー化に力を入れた。駐車場も車30台分を確保。防災面では、建物の耐震性を強化した。

新殿清祓では同神社の神職が、神霊を迎えられるように、社殿や社務所といった敷地内のさまざまな場所で大麻(おおぬさ)を振るった。今後は神霊が鎮まる「御帳台(みちょうだい)」をはじめとした社殿内の装飾を行い、遷座に備える。

竹中啓悟宮司は「無事に工事が完了し、誠に慶賀に堪えない。今後、遷座祭に向け、準備を重ねて参りたい」と話す。

御神体の遷座は、2月25日夜に関係者が集まり、まずは現在の境内地で「神殿遷座祭」を、続いて新たな境内地で「新神殿遷座祭」をそれぞれ執り行う。新たな境内での参拝は翌26日午前7時から(駐車場の利用は同8時半から)となる。

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