三菱電機は17日、冷熱システム製作所(和歌山市)で製造した業務用エアコンで、フィルターを交換するための自動昇降パネルの一部に不具合が見つかったとして部品交換を行うと発表した。対象は平成25年3月~26年4月に製造した368台。検査不正問題で昨年7月に設置した調査委員会が不具合が起きた原因などを調べる。
不具合があったのは、天井に設置するエアコンのフィルターを4本のワイヤで上げ下げするオプション装置で、令和2年9月と3年8月に計2台でワイヤが切れてパネルが宙づりになる事案が発生した。調査した結果、フィルターの付いたパネルとワイヤの接着が不十分で、経年劣化によって切れた可能性があると判断。予防措置として交換を決めた。