千葉、九十九里・外房、内房に津波注意報 13市町村で一時避難指示

南太平洋・トンガ沖で起きた海底火山の大規模噴火の影響で16日、千葉県では太平洋沿岸の九十九里・外房、内房に津波注意報が出た。沿岸13市町村は避難指示を出し、住民に海岸に近づかないなどの警戒を呼び掛けた。注意報は午後2時に解除され、13市町村で出されていた避難指示も解除された。

勝浦市で40センチ、館山市で50センチの津波が観測された。県の午後3時の発表では、人的被害、建物や道路の被害、火災、がけ崩れはなかった。

避難指示を一時出したのは、勝浦、鴨川、館山、南房総、匝瑳、いすみ、大網白里、旭の各市と御宿、一宮、白子、鋸南の各町と長生村。また、勝浦、富津両市と一宮、九十九里両町が避難所を開設した。

勝浦市は市役所や芸術文化交流センターなど8カ所に避難所を開設し、午前3時の時点で45人が避難した。県によると、設置した4市町で最大58世帯60人が避難所に避難した。

交通網にも影響が出た。神奈川県横須賀市の久里浜と富津市の金谷を結ぶ東京湾フェリーは始発から運航を見合わせた。注意報の解除後は運航を再開した。一宮町と九十九里町を結ぶ九十九里有料道路も全面通行止めになったが午後2時45分、通行止めは解除された。JR内房線や外房線は避難指示の発令で一部区間で運転を見合わせたが、安全確認後に運転を再開。JR東日本千葉支社によると、東金線を含めて約3900人に影響した。

東金市の城西国際大は、交通機関の遅延により、大学入学共通テストの開始時間を1時間遅らせた。鴨川市の鴨川シーワールドは注意報と避難指示の解除後の午後2時15分の開園となった。予定通り午後4時に閉園したため、「来園者は大幅に減り約200人」(広報)になったという。

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