【北京=三塚聖平】北京冬季五輪・パラリンピックの大会組織委員会は17日、五輪とパラリンピックの観戦チケットを一般向けには販売しないことを決めたと発表した。新型コロナウイルスの感染状況を受けた措置。関係者や招待客など限られた観客のみを受け入れることになった。
北京市では15日に新変異株「オミクロン株」の市中感染が確認されて緊張が高まっている。中国の国有企業関係者などが招待されるとみられる。組織委は、観客は観戦中やその前後に「新型コロナ対策の厳守が求められる」としている。
ワクチンの3回接種や、北京市を一定期間離れていないことなどが条件になるもようだ。
昨年9月に観客は中国本土在住者のみとすることが決まっていたが、チケット販売の具体的な方法については「検討中」という状況が続いていた。