対決姿勢強める野党 政府演説を批判 通常国会開会

【政治 第208通常国会】衆院本会議で施政方針演説を行う岸田文雄首相=17日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)
【政治 第208通常国会】衆院本会議で施政方針演説を行う岸田文雄首相=17日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)

野党は通常国会が召集された17日、夏の参院選などを見据え、政府与党に厳しく対峙(たいじ)する姿勢をアピールした。

立憲民主党の泉健太代表は岸田文雄首相の施政方針演説について、記者団に「肝心なところに具体策がない」と述べた。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」をめぐっては「『想定以上』と言うが、最悪を想定するのではなかったのか」と批判し、政府の水際対策や感染症法改正案の今国会提出見送り方針などを追及する考えを示した。

これに先立つ両院議員総会では参院選に関して「政策立案作業を加速させ、国民に届ける政策をもって必勝を目指す」と強調した。

日本維新の会の藤田文武幹事長は党会合で「参院選を見据えて争点をできるだけなくしていこうという節があるが、議論すべきことはたくさんある」と自民党を牽制(けんせい)。国会議員に月額100万円が支給される「文書通信交通滞在費」(文通費)の制度改革にも意欲を示した。記者会見では政府の演説に関して「『新しい資本主義』がよく分からない。いかに具体案がなくて空想的かが浮き彫りになるような論戦をしていきたい」と語った。

国民民主党の玉木雄一郎代表は首相の施政方針演説について「(賃上げの重視など)大きな方向性で反対するところはないが、その先の具体像がみえない」と指摘。「今国会の一番の争点は賃上げで、給料が上がる具体策を提案していく」と強調した。

一方、共産党の志位和夫委員長は党会合で政府与党に厳しく向き合うと強調。「敵基地攻撃能力の保有、空前の大軍拡、憲法9条改定など、米国追従で日本を『戦争をする国』にする動きに断固反対を貫いて奮闘しよう」と呼びかけた。

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