4千年前の中国で誕生したとされる囲碁。現在も日本や中国、韓国だけでなく、欧米など世界中で親しまれている囲碁の基本的なルールを分かりやすく解説する連載「囲碁のイロハ」を始めます(第1回は16日午前10時掲載)。解説書を多数刊行する日本棋院関西総本部所属の棋士、大橋成哉七段(31)が連載を執筆。大橋七段は「20年以上続けた今も毎回新たな発見があり、知的好奇心をくすぐられる囲碁の魅力を伝えられたら」と抱負を語ります。
俯瞰する力、養う
囲碁は縦19本、横19本の線が交差する碁盤に黒、白の碁石を使って陣地の広さを競うゲーム。線が交差する361カ所の交点ならどこでも好きなところに打てる。「自由度が高い。対局は一度も同じような内容にならず、パターンは無限にある」と強調する。