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トンガ、火山灰で「月面のようだ」ペルーでは2人が死亡

衛星が捉えたトンガ沖の火山噴火の様子=15日(CIRA/NOAA提供・ロイター=共同)
衛星が捉えたトンガ沖の火山噴火の様子=15日(CIRA/NOAA提供・ロイター=共同)

【シンガポール=森浩】15日に海底火山が噴火した南太平洋の島国トンガでは、16日になっても詳細な被害状況は明らかにならなかった。噴火後、国内では大規模な停電が発生し、国際通信の大部分が遮断。会員制交流サイト(SNS)には津波が住宅に押し寄せる様子が投稿されているが、人的被害などは不明で近隣諸国が状況の把握を急いでいる。

15日に噴火したのは首都ヌクアロファの北方約65キロにあるフンガトンガ・フンガハアパイ火山。噴煙は高さ約20キロまで上昇し、半径約240キロに拡散した。噴火の衝撃波は米アラスカ州にも到達したという。

ロイター通信などによると、トンガ国内では津波で商店や港の船舶などが損壊した。ヌクアロファのニュージーランド政府高官は16日、複数の行方不明者が出ていると述べ、「ヌクアロファ沿岸部や西海岸にかなりの被害がある」と指摘。降り積もった火山灰で一帯は「月面のようだ」とも話した。

ニュージーランドのアーダン首相によると、公式に負傷者や死亡者の情報はないという。アーダン氏はヌクアロファの様子は「落ち着いている」と述べた。

太平洋津波警報センターによると、ヌクアロファがあるトンガタプ島では80センチの津波が観測された。米国などにも1メートル超の津波が到達。南米ペルーでは2メートルを超える津波に車がさらわれ、女性2人が死亡した。ペルーでは津波警報が発令されていなかったという。

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