露がベラルーシ大使に大物 プーチン氏、国家統合推進

ロシアのボリス・グリズロフ元下院議長=2021年12月、モスクワ(タス=共同)
ロシアのボリス・グリズロフ元下院議長=2021年12月、モスクワ(タス=共同)

ロシアのプーチン大統領は14日、ボリス・グリズロフ元下院議長(71)を駐ベラルーシ大使に任命する大統領令に署名した。

グリズロフ氏はプーチン大統領の1期目に内相を務め、現在は政権与党「統一ロシア」の最高評議会議長。欧米との対立激化を背景に、自身に近い大物政治家の起用でルカシェンコ政権とのパイプを強め、国家統合を推進したい意向とみられる。

プーチン氏とルカシェンコ大統領は昨年9月に会談し、国家統合の推進で基本合意。同11月のオンライン会談では経済や軍事面で統合を進める合意文書を採択した。

ロシアとベラルーシはソ連崩壊後の1999年に連合国家創設条約を結んだが、独立を維持したいルカシェンコ氏の抵抗で進んでいなかった。しかしベラルーシでは2020年の大統領選でルカシェンコ氏が「6選」した後に市民の大規模デモが発生。デモの弾圧を欧米から批判され、ロシアとの統合強化に踏み切った。(共同)