浪速風

大学入試 新様式にしませんか

大学入学共通テストの開始を待つ受験生=15日午前9時15分、兵庫県西宮市の関西学院大学(沢野貴信撮影)
大学入学共通テストの開始を待つ受験生=15日午前9時15分、兵庫県西宮市の関西学院大学(沢野貴信撮影)

ほとんどの地域で季節の移り変わりを感じられるわが国の四季は実に素晴らしいが、何もこんなときにやらなくても、とかねて思っていることがある。きょう1日目が行われた大学入学共通テストだ。オミクロン株の感染拡大で、受験生をはじめ大学、実施会場も、これまでにない対応を求められることになった

▼コロナ禍でなくとも、この時期は大雪に見舞われたり、インフルエンザが流行していたりと、受験生を取り巻く環境は厳しい。そもそも、先進諸外国の主流は「秋入学」。わが国は国際基準からずれており、留学などのハードルになるとも指摘されてきた

▼コロナ下ではテレワークなど、新しい生活様式への移行が進んだ。どうせなら大学入試も対症療法的な救済措置にとどまるのではなく、秋入学への段階的移行を進める機会としてはどうだろうか。「禍(わざわい)を転じて福となす」とは、悪い状況をうまく利用して、良い状況に変えるという積極的な意味である。