櫻井よしこ氏、対中非難決議「修正、情けない」

櫻井よしこさん(春名中撮影)
櫻井よしこさん(春名中撮影)

ジャーナリストの櫻井よしこ氏は15日、東京都内で講演し、中国政府による新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難する国会決議について「国民は、国会議員がウイグル人の問題などを『これはひとごとではないぞ』という気持ちで中国政府にがつんと言ってくれると思っている。中国に気兼ねして修正を加えた決議案がそのまま(17日召集の通常)国会に出されるのであれば決議してほしくない」と訴えた。

櫻井氏は講演で「(決議案の文章に)中国という国名が入らず、『人権侵害』は『人権状況』に修正され、『非難決議案』から非難の2文字が削除された」など決議案修正の経緯について言及した。その上で「こんなバカバカしいことが世界第3の経済大国であり、文明国で、人権や法の支配を大事にする日本で行われている。本当に情けない限りだ」と語った。

欧米諸国が中国の人権問題を理由に新疆ウイグル自治区の当局者らに制裁を科しているのを念頭に「岸田文雄首相は国際社会にどういう顔向けをするのか。先進7カ国(G7)首脳会合にどんな顔をして出るのか」とも述べた。

講演は日本ウイグル協会主催で「ウイグルジェノサイド(民族大量虐殺)に日本がどう向き合うべきか」をテーマに行われた。