「英国は007を見過ぎ」 中国、MI5警告に

記者会見する中国外務省の汪文斌副報道局長=北京(共同)
記者会見する中国外務省の汪文斌副報道局長=北京(共同)

【北京=三塚聖平】中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は14日の記者会見で、中国共産党の組織と連携して活動する女性が献金を通じて英国政治に干渉しているとの警告を英情報局保安部(MI5)が発したことに対し、「英国の官僚が根拠に基づかない言論を発表しないよう望む」とクギを刺した。

汪氏は、英国の人気スパイ映画「007」シリーズを挙げて「英国の一部は007の映画を見過ぎだ。不必要な連想が多い」と発言。「中国は他国の内政に対し、不干渉の原則を一貫してとっている」と主張した。

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