インプラント手術巡り賠償命令 歯科医院の過失認定、大津地裁

大津地裁=大津市
大津地裁=大津市

滋賀県草津市の歯科医院で人工の歯を埋め込む「インプラント」手術を受け神経を損傷したとして、同県栗東市の女性(31)が、歯科医院を運営する草津市の医療法人に約500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大津地裁は14日、医院側の過失を認め約290万円の支払いを命じた。

堀部亮一裁判長は、治療前にコンピューター断層撮影(CT)などで神経の位置を確認する義務があったのに、医師が位置を正確に把握しようとした具体的な証拠はないと指摘。「神経を損傷しないようにする検討を尽くしたとは認められない」と結論付けた。

判決によると、女性は平成27年9月21日に左奥歯のインプラント手術を受け、その周辺にしびれたような感覚が残った。