秩父の新鮮イチゴと卵、特急で池袋へ 2時間後に陳列

特急の座席に積まれ、東京・池袋へと運ばれる埼玉県秩父地方産のイチゴなど(西武鉄道提供)
特急の座席に積まれ、東京・池袋へと運ばれる埼玉県秩父地方産のイチゴなど(西武鉄道提供)

西武鉄道は、埼玉県秩父地方で朝に収穫したイチゴや新鮮な卵を特急「Laview(ラビュー)」で運び、東京・池袋の西武池袋本店で販売する取り組みを18日までの期間限定で始めた。特急に積んでから陳列されるまでの時間はわずか約2時間とあって、鮮度抜群の農産物を待つ客の列ができるほどの人気ぶりだ。

新型コロナウイルス感染拡大長期化に伴う乗車率低下を踏まえ、車内空間の有効活用を図るとともに、生産者の支援につなげる狙いがある。

輸送、販売しているのはイチゴの「やよいひめ」と「かおり野」(1日当たり計約150パック)や、放し飼いにして鶏のストレス軽減を図っているこだわりの卵「彩美卵」(同約30パック)など。ラビューの揺れの少なさが、衝撃に弱い卵の輸送にも適しているという。

西武鉄道はこれまでも、沿線の農産物を特急で運ぶ取り組みを折に触れて行ってきた。担当者は「旬のものを届けることで、沿線がおいしい農産物の産地ということを多くの人に知ってもらいたい。沿線の観光PRにもつながれば」と話している。(兼松康)