台湾、軽石で一部漁業被害 東海岸、昨年11月末から

台湾宜蘭県・東港村に流れ着いた軽石=11日(共同)
台湾宜蘭県・東港村に流れ着いた軽石=11日(共同)

台湾北東部・宜蘭県の海岸に小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で発生した可能性がある軽石が流れ込み、一部で漁業被害が出ていることが14日までに地元の自治体関係者や漁業者らの話で分かった。

漁業署(水産庁)などによると、軽石が確認されたのは北部・基隆市から南東部台東県にかけての東海岸や沖合の海域。昨年11月末ごろから順次見つかったという。

流れ着いた軽石を手に被害状況を説明する周永和村長=11日、台湾宜蘭県・東港村(共同)
流れ着いた軽石を手に被害状況を説明する周永和村長=11日、台湾宜蘭県・東港村(共同)

宜蘭県・東港村の海岸には多くの軽石が打ち上げられていた。大きいもので直径約7センチ。同県はニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」漁のシーズン真っ盛りだ。周永和村長によると、波打ち際で網を使って捕獲するが、軽石が網に入り込み、シラスウナギが傷ついて死ぬケースが増えているという。

福徳岡ノ場は昨年8月に噴火し、軽石が沖縄・奄美周辺や西・東日本沖を漂流した。(共同)