首相が連合会長と面会 新年会のお礼

新年交歓会に臨んだ連合の芳野友子会長(左端)、岸田文雄首相(中央)、立憲民主党の泉健太代表(右)=5日午後、東京都荒川区(矢島康弘撮影)
新年交歓会に臨んだ連合の芳野友子会長(左端)、岸田文雄首相(中央)、立憲民主党の泉健太代表(右)=5日午後、東京都荒川区(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は14日午前、首相官邸で労働組合の中央組織「連合」の芳野友子会長と面会した。芳野氏は面会後、記者団に「今月5日に首相と松野博一官房長官に連合の新年交歓会にご臨席いただいたので、お礼に伺った」と説明した。

芳野氏は今月下旬から本格化する今年の春季生活闘争(春闘)の方針も説明し、「しっかりと実績を積み上げていく」と伝えた。首相は「連合に期待しているので頑張ってほしい」と激励した。

連合関係者によると、今夏の参院選などについては話題に上らなかった。ただ、岸田政権が発足して以降、政府と連合の関係は急接近しており、臆測を呼びそうだ。

芳野氏は立民と共産党との選挙を含めた協力関係に否定的で、立民は政府と連合の動きに警戒感を強めている。

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