新型コロナの飲み薬 ファイザー承認申請

米製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症用の治療薬「パクスロビド」(同社提供)
米製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症用の治療薬「パクスロビド」(同社提供)

米製薬大手ファイザーは14日、同社が開発した新型コロナウイルス感染症の経口薬(飲み薬)「パクスロビド」について厚生労働省に承認申請したと発表した。ファイザーは審査が迅速に進められる特例承認を要望。飲むタイプの抗ウイルス薬として承認されれば、米製薬大手メルクの飲み薬「モルヌピラビル」に続き2例目となる。

パクスロビドは2種類の薬を併用しており、体内でウイルスが増えるのを防ぐ働きがあると考えられている。モルヌピラビルとは別のメカニズムでウイルスに作用する。臨床試験では、発症から5日以内の服用で偽薬を投与したグループと比べて入院や死亡のリスクが約9割減少したとする結果が報告された。

同社は新型コロナの変異株オミクロン株にも有効との認識を示している。政府はパクスロビドの2月中の実用化を目指すとしており、すでに200万人分の供給で同社と合意している。

米食品医薬品局(FDA)は昨年12月に、パクスロビドの緊急使用を許可した。

飲み薬はほかに日本の塩野義製薬が開発を進めている。