偏西風

「日本沈没」に学ぶ 想像せよ 迫る南海トラフ地震 大阪本社写真報道局長・堀洋

メリケン波止場の岸壁を阪神大震災発生当時の状態で保存している「神戸港震災メモリアルパーク」=神戸市中央区
メリケン波止場の岸壁を阪神大震災発生当時の状態で保存している「神戸港震災メモリアルパーク」=神戸市中央区

寒中の今の時期は一年のうちで最も冷え込む。阪神大震災は、この季節の1月17日に発生した。震災に遭遇した人はこの時期の凍え、乾燥した空気に接すると、当時の記憶がよみがえるという。阪神大震災の発生から、まもなく27年。犠牲者を忘れず、伝え、災害に備える努力が未来に向け重要なことは何も変わらない。続くコロナ禍で防災を学ぶ施設見学者が減っていると聞く。ならば、この時期に阪神大震災が前兆との説もある南海トラフ地震について考えたい。

昨年12月、政府は東日本大震災と同じメカニズムの日本海溝沿いを震源としたマグニチュード(M)9・1の大地震発生を仮定するなどし、それぞれの被害想定を発表した。日本海溝を震源とした地震では、最悪の場合、犠牲者は約19万9千人、全壊・焼失建物は約22万棟とした。

西日本に大きな被害が出るとみられる南海トラフ地震も被害想定は、すでに出ている。最悪のケースで犠牲者が約32万3千人、全壊・焼失建物が約238万6千棟。数字だけを聞くとたじろぐが、政府は対策さえすれば被害は減らせる、としている。

ランキング

  1. 【主張】中国の北朝鮮擁護 暴走の利用は許されない

  2. 【産経抄】1月20日

  3. 【正論】「愛子天皇」待望論は国を滅ぼす エッセイスト動物行動学研究家・竹内久美子

  4. 【主張】蔓延防止措置拡大 社会経済活動の維持図れ

  5. 【正論】首相は「精神のインフラ」外交急げ 日本大学教授・先崎彰容

  6. 【一筆多論】認知症薬、期待と現実と 佐藤好美

  7. 【浪速風】小説顔負けのスパイ疑惑

  8. 【朝晴れエッセー】使われなかった鞄・1月20日

  9. 【産経抄】1月19日

  10. 【主張】みずほ新体制 悪しき企業風土に決別を