ポトマック通信

楽しい地ビール

米国内の取材先で、その土地の地ビールをお土産として買って帰るのが楽しみになっている。味の違いもさることながら、ラベルやネーミングに土地柄があらわれていて面白い。

南部テキサス州で酒屋の店員さんにおススメされた地元醸造所の銘柄には、西部劇でおなじみの回転式拳銃の絵があしらってあった。名前はずばり『レボルバー』。今でもカウボーイ文化が息づく同州らしいデザインだ。ちなみに同州は、原則として21歳以上であれば公共の場でも自由に拳銃を持ち歩く「オープンキャリー」を認めている。

先日出張した南部フロリダ州には、『フロリダマン』という銘柄があった。聞くと、単に「フロリダに住む男性」を指すだけでなく、「クレイジーなフロリダ男」といった意味合いがあるのだという。同州で世間を騒がせる事件が起きると、会員制交流サイト(SNS)上で「またフロリダマンが…」と揶揄(やゆ)されることが多いので、それを逆手にとってユーモアに変えているわけだ。フロリダ人の陽気さが伝わってくる気がする。

こうして買ってきた地ビールをまとめて飲み比べてみようと1本ずつ残してある。ホップの多い地ビールは時間の経過とともに味が変わってしまうというから、そろそろ飲んだ方がいいかな?(大内清)