石綿給付金請求、19日から 厚労省、3万人対象

厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館外観=東京都千代田区(納冨康撮影)
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館外観=東京都千代田区(納冨康撮影)

厚生労働省は14日、アスベスト(石綿)により、健康被害に遭った建設労働者らに対する給付金の請求を19日から受け付けると明らかにした。最大約3万1000人を給付対象と見込んでいる。

厚労省によると、有症者や療養中の人の給付額は病態に応じ550万~1150万円。亡くなった人は病状により1200万~1300万円となる。受給後に症状が悪化した場合、進行後の病態で得られる給付額との差額を追加で受けられる。

請求は郵送で受け付ける。給付金や石綿被害に関する問い合わせは、厚労省の労災保険相談ダイヤル(0570)006031まで。平日午前8時半~午後5時15分の間に応じる。

建設労働者の石綿被害を巡っては、最高裁が2021年5月に国の賠償責任を認める初の統一判断を示した。政府は和解金の支払いや、訴訟外の被害者への給付金制度創設などを盛り込んだ和解内容で原告側と基本合意。同6月、給付金制度を創設する法律が成立した。