経営危機に陥っている中国不動産大手、中国恒大集団は13日、人民元建て社債の償還期日を半年延期することが債権者集会で可決されたと発表した。資金繰り改善に向けひと息ついた形だが、米ドル建て社債の利払いについては沈黙を保っており、厳しい経営が続いている。
債権者集会は7日からオンラインで実施し、10日までの予定を13日まで延ばしていた。対象は恒大の不動産部門が2020年1月に発行した45億元(約800億円)の社債。債権者は今年1月から繰り上げで買い戻しを求める権利を得るが、この期日を半年間延ばすことなどが議題だった。(共同)