【台北=共同】世界的半導体メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)が13日発表した2021年12月期決算は、売上高が前期比18・5%増の1兆5874億台湾元(約6兆5800億円)で過去最高となった。最終利益も15・2%増の5965億台湾元で最高だった。
黄仁昭財務長は22年は「パソコン需要や自動車産業の回復が望める」と予測し、400億~440億ドル(約4兆5800億~約5兆300億円)を投資するとした。世界的な半導体不足は長期化しており、TSMCは生産能力を一層増強して業績拡大を図っていく構えだ。
半導体不足の中、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」をはじめとするスマートフォン向けの最先端半導体の出荷が好調だったことなどが業績に寄与した。