英で2000年前の木彫り発見 状態良く「大変珍しい」

英南部レディング郊外で見つかったローマ時代の木彫り人形(英PA通信=共同)
英南部レディング郊外で見つかったローマ時代の木彫り人形(英PA通信=共同)

英南部レディング郊外の高速鉄道建設現場から、約2千年前のローマ時代のものとみられる木彫り人形が12日までに見つかった。英メディアが報じた。状態良く残っており、専門家は木製では「大変珍しい」としている。

人形は縦67センチ、横18センチ。ひじより下と両足に劣化がみられるが、彫られた髪や服装が分かる。彫刻様式や、人形のチュニック風の服装模様から1世紀ごろのものと推定されたという。今後、放射性炭素による具体的な時代の特定や、人形の由来などの調査を進める。

建設現場の排水溝から見つかった。考古学者は「排水溝が湿潤粘土で埋まっていたため酸素が(人形まで)届かず腐敗を防いだ」と指摘している。人形のモチーフとなった人物や用途は不明だが、神への供え物として木彫りが用いられることがあったという。(共同)