市川海老蔵企画公演「いぶき、」若手が大役挑戦 1月21~23日新橋演舞場

市川海老蔵企画公演「いぶき、」の出演者たち=令和3年12月14日
市川海老蔵企画公演「いぶき、」の出演者たち=令和3年12月14日

次世代を担う花形俳優に活躍の場を、と市川海老蔵が企画した歌舞伎公演「いぶき、」が1月21~23日に新橋演舞場で開催される。同企画は、昨年6月の南座に続き2回目。今回は「春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)」「与話情浮名横櫛(源氏店)」「忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの、将門)」が上演される。

海老蔵の巡業に出演していた際、古典を学びたいという思いを伝え、この企画を実現させたという中村児太郎。今回、「将門」の滝夜叉姫を勤める児太郎は「次につなげるためには今回、絶対に結果を出さなくてはいけない。どの作品もクオリティーが高いものになるよう、一生懸命に稽古をして本番に臨みたい」と言葉に力を込めた。

同企画では、普段は脇役を演じている俳優も大役に挑戦。今回、「源氏店」で与三郎を勤める海老蔵門下の市川九團次は「歌舞伎界に入って、そのような大役をさせていただけると毛頭思ったことがなかった。脇で出ている感覚と違って、本番で見える景色が全然違うものなんだなと感じた」と、前回の公演を振り返った。

叔父の中村雀右衛門に教えを乞いたいという大谷廣松は、叔父や祖父が大切にしてきたという「源氏店」のお富を勤める。「(お富と与三郎の)どちらがほれたのか、ほれられたのか、先輩方の『源氏店』を見ていると、人それぞれなので、今回は本気で九團次さんにほれてもらえるよう、全力で勤めたい」と決意を語った。

チケットホン松竹、0570・000・489。(水沼啓子)