<独自>不動産大手からも詐取か 逮捕のコンサル代表ら、数億円規模

医療法人のビル入居話を悪用したとされる詐欺事件で、大阪府警などに逮捕されたコンサルティング会社代表取締役、椎葉俊尚容疑者(56)らが、大手不動産会社「穴吹興産」(高松市)からも同様の手口で数億円を詐取した疑いのあることが13日、関係者への取材で分かった。同社はすでに刑事告訴しており、府警が捜査を進めている。

関係者などによると、同社は平成28年、椎葉容疑者から、販売中だった京都市内のビルに「医療法人を入居させないか」との提案を受け、椎葉容疑者の会社と業務委託契約を締結。同年10月~30年3月、同社が購入したビルの改修工事代名目などで、椎葉容疑者に対し現金計約4億1千万円を支払ったという。

椎葉容疑者からはビルの賃料を受け取っていたが、30年10月ごろに支払いが滞った。改修工事も着手しておらず、医療法人に連絡を取ったところ、契約の事実がないことが判明。同社は令和元年9月、椎葉容疑者らに約4億円の損害賠償を求める訴訟を起こした。

同社は府警にも刑事告訴しており、担当者は「捜査中なので詳細は答えられないが、当社としては(椎葉容疑者の)責任を追及している」と話した。

椎葉容疑者らは、同様の手口で大阪市西区のビルをめぐって所有者から約3億円を詐取したとして、12日に詐欺容疑などで逮捕された。

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