小6焼死再審無罪、国賠和解決裂 国が出席せず

大阪市東住吉区で平成7年、女児=当時(11)=が死亡した火災で殺人罪などに問われ、再審無罪が確定した母親の青木恵子さん(57)が国と大阪府に損害賠償を求めた訴訟の大阪地裁の和解協議は、国が応じないことから決裂する見通しとなった。青木さん側の代理人が明らかにした。

大阪地裁が昨年11月に和解を勧告して以降、国は協議に応じず欠席を続けた。12日の協議で地裁は、国の態度が変わらなければ協議を打ち切るとの意向を青木さん側に伝えたという。

地裁は昨年11月、国と府が青木さんの無罪を認め、冤罪(えんざい)の再発防止策に取り組むとする条件で和解を勧告していた。青木さんは内縁の夫とともに保険金目的で女児を殺害したとして無期懲役の判決を受け、再審で28年、虚偽の自白を強いられたなどとして無罪判決を受け確定した。