車輪脱落事故を防げ 北陸信越地方で年々増加

新潟・長野・富山・石川での車輪脱落事故発生件数の推移
新潟・長野・富山・石川での車輪脱落事故発生件数の推移

新潟県など北陸信越地方で近年、大型トラックなどの車輪が走行中に脱落する事故が増加傾向にある。令和2年度は平成27年度の4倍近い18件発生。特に冬用タイヤに交換後しばらくして発生するケースが多い。国土交通省北陸信越運輸局(新潟市中央区)は、運送業界に対し点検強化を呼び掛けている。

新潟の車両で多発

同運輸局によると、北陸信越地方の車両ナンバーを付けた車両総重量8トン以上のトラックや乗車定員30人以上のバスで車輪脱落事故が発生した件数は、平成27年度の年間5件から、令和2年度には18件に増加した。平成30年度を除き毎年増えている=グラフ。

新潟県内ナンバーに限ってみると、事故発生件数は平成28年度の1件から令和2年度は9件と大きく増加。北陸信越地方で同年度に起きた18件のうち半数が新潟県内の車両によるものだった。

同年度の18件を発生月別にみると、12月が10件で最も多く、11月が2件、1~4月が各1件などとなっている。同運輸局は「北陸信越地方の運送業者は11~12月にかけてタイヤを冬用に交換する。交換後1カ月から数カ月後、車輪脱落事故が起きるケースが多い」と指摘する。