菅前首相、3回目接種「早くやるべき」

菅義偉前首相=12日午前、国会内(矢島康弘撮影)
菅義偉前首相=12日午前、国会内(矢島康弘撮影)

菅義偉前首相は12日、国会内で産経新聞の単独インタビューに応じ、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を踏まえ、「(岸田文雄政権は)ワクチンの3回目接種や治療薬の手当てを惜しむことなく、できるだけ早くやるべきだ」と述べた。「よーいドンではなく、ワクチンがある自治体から始めたほうがいい」とも語り、全国一律の開始ではなく自治体ごとに接種を始め、加速させるべきだとの認識を示した。

菅氏は退陣した昨年10月までのコロナ対策に関し、日本でワクチン接種の本格化が欧米に比べ約3カ月遅れたことを「大きな反省点」と振り返った。海外製ワクチンは国内でも臨床試験(治験)が必要だった点が遅れた一因だとして「緊急時には、政府の責任で国際的な治験のみでよいと判断できる仕組みをつくったほうがいい」と指摘した。

退陣の判断に関しては「(昨年8月中旬に)緊急事態宣言の期限を9月12日に延長したときから、宣言延長になれば自民党総裁選に出るべきではないと考えていた」と説明。自身が率いる派閥やグループの結成は「政策ごとに賛同する人が集まり、形にしていくのがいいと思う」と述べた。