首相、皇位継承の検討結果を国会報告 有識者答申受け

安定的皇位継承に関する検討結果の報告書を山東昭子参院議長(左)と細田博之衆院議長に手渡す岸田文雄首相=12日午前、国会内(矢島康弘撮影)
安定的皇位継承に関する検討結果の報告書を山東昭子参院議長(左)と細田博之衆院議長に手渡す岸田文雄首相=12日午前、国会内(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は12日、安定的な皇位継承策を検討していた政府有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)の答申を受け、国会に報告した。細田博之、山東昭子衆参両院議長らと国会内で会談し、国会が要求した皇位継承策を先送りし、代わりに皇族数確保策を軸とした報告書を提出した。両院議長は各党代表による全体会議を18日に開く方針だ。皇室問題の議論の場は国会での与野党協議に移る。

有識者会議は昨年12月、国会が付帯決議で要請していた女性・女系天皇の是非など皇位継承策を先送りし、代わりに①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する②皇族の養子縁組を可能とし、皇統に属する男系男子を皇族とする―との皇族数確保策を柱とした報告書を首相に提出した。首相は「報告書を国会に報告する」としており、報告書とほぼ同じ内容を国会に伝えるとみられる。この内容を実現するには、皇室典範改正などの法整備が必要となる。

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