出港直後の護衛艦でコロナ感染者 中東周辺海域へ派遣

海上自衛隊呉基地を出港する護衛艦「さみだれ」=9日午前、広島県呉市
海上自衛隊呉基地を出港する護衛艦「さみだれ」=9日午前、広島県呉市

防衛省統合幕僚監部は12日、中東周辺海域で情報収集活動と海賊対処に当たる海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」の20代男性隊員が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。さみだれは9日に広島県の呉基地を出港したが、感染が判明し、一時的に基地に戻った。現地での2月後半の活動開始に影響はないとしている。

防衛省によると、隊員は11日午前に発熱し、艦内で抗原検査をした結果、陽性と判明した。陸上施設に隔離されており、体調は安定している。濃厚接触者の特定を進めている。

さみだれには海自の隊員約210人と海上保安官8人が乗り、感染防止策として出港後は近海で2週間の待機中だった。

昨年12月の閣議決定で、海賊対処の1隻が情報収集活動も担う体制に変更となり、さみだれは「兼務」の第1陣となる。