前町長、起訴内容認める 山梨・市川三郷町の収賄

山梨県市川三郷町が発注した施設設計の入札で、不正の見返りに現金を受け取ったとして加重収賄などの罪に問われた前町長、久保真一被告(82)は11日、甲府地裁(横山泰造裁判長)の初公判で起訴内容を認めた。検察側は懲役3年、追徴金200万円を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め、即日結審した。判決は3月2日。

検察側は冒頭陳述で、久保被告が親しかった元町議、秋山詔樹被告(76)=あっせん収賄などの罪で起訴=を通じ、町長選で支援を受けていた設計事務所の元経営者、小林一被告(73)=贈賄罪などで起訴=に入札で便宜を図るようになったと指摘。秋山被告が小林被告から1千万円を受け取り、このうち200万円を町長室で久保被告に渡し、久保被告は受け取った金を冠婚葬祭の費用などに使ったと述べた。

起訴状によると、久保被告は町が発注した平成28年、29年の施設設計の入札で小林被告に受注させるため、入札参加業者を決めるなどの便宜を図り、見返りとして現金200万円を受け取ったなどとしている。