正論

台湾版「ハイブリッド戦争」抑止を 東洋学園大学客員教授・元空将 織田邦男

織田邦男
織田邦男

北京冬季五輪が2月4日から始まる。五輪は「平和の祭典」と言われるが、血なまぐさい国際政治に翻弄されてきた側面もある。1936年、ヒトラーはベルリン五輪を国威発揚に利用した。64年、中国は東京五輪の真っ最中に初の核実験を強行した。2008年のロシア・グルジア戦争(南オセチア紛争)は、北京夏季五輪開会式の前日に始まった。14年のクリミア半島併合はソチ五輪閉会式の4日後に開始された。

対外強硬策は独裁者の常

歴史のアナロジーからすれば北京五輪後は要注意だ。3期目続投を目論(もくろ)む習近平国家主席にとって北京五輪の成功は譲れない。五輪から秋の党大会までは目が離せない。現在、ロシアがウクライナとの国境に10万を超える軍隊を展開させ、予備役まで動員しているのも気になるところだ。台湾有事に連動すれば悪夢に違いない。

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