35歳ベテラン妙義龍、「反応良く」4連勝

○妙義龍(すくいなげ)天空海●=両国国技館(撮影・佐藤徳昭)
○妙義龍(すくいなげ)天空海●=両国国技館(撮影・佐藤徳昭)

大相撲初場所4日目は12日、両国国技館で行われ、平幕の妙義龍が天空海(あくあ)をすくい投げで破り、横綱照ノ富士らとともに初日から4連勝とした。

35歳のベテランが活気ある相撲を続けている。

妙義龍は、きれいに3つ白星を並べて迎えた4日目、天空海と対戦。立った直後にいなされて押し込まれたものの、姿勢を大きく崩すことなく我慢する。そこから左、右と差しながら一気に前へ。相手が掛け投げに来ると、素早く体を寄せて、すくい投げを打ち返した。

物言いが付く微妙な落ち方ではあったが、天空海の髷(まげ)が先に土俵に付いており、軍配通り勝利をつかんだ。「感覚的には僕の方が(落ちるのは)遅かった。天空海は足を引っ掛けて投げたりするんでね。食いそうだったけど、うまく反応できてよかった」。連日の動きの良さから充実ぶりが伝わってくる。

コロナ禍で行動が制限される中、場所前は、所属する境川部屋で佐田の海らと稽古を重ね、他の部屋の関取衆が集まる合同稽古にも参加するなど汗を流した。

師匠の境川親方(元小結両国)も、この日のテレビ解説で「相撲に真摯(しんし)に向き合っている。稽古もトレーニングもケアもよくやっている」と賛辞を惜しまない。

これで妙義龍は無傷の4連勝。他に勝ちっ放しは照ノ富士、御嶽海、阿武咲、阿炎と早くも4人だけだ。「一番一番、集中してやっているだけ。もちろん明日からも気合い入れていきます」。取組後の口数は決して多くない。それでも言葉には力がある。

(宝田将志)