オミクロン、6~8週間で欧州半数に感染も WHO

スイス・ジュネーブにあるWHO本部の外観(ロイター)
スイス・ジュネーブにあるWHO本部の外観(ロイター)

世界保健機関(WHO)のクルーガ欧州地域事務局長は11日の記者会見で、新型コロナウイルスの新変異株、オミクロン株が急速に拡大しており、今後6~8週間で同地域事務局管内の人口の半数以上が、同株に感染するとの見通しを示した。

WHOは11日付の状況報告で、オミクロン株は「ワクチン接種完了者や、新型コロナに感染して回復した人にすら、感染が生じている」と指摘。「同株が免疫を回避することができるという証拠が集まってきている」として、ワクチンだけに依拠するのではなく、3密(密閉、密集、密接)回避など感染拡大防止策の徹底を呼び掛けた。

WHOの欧州地域事務局管内は旧ソ連諸国やトルコも含み、現在、世界で最も感染が拡大している。WHOの9日までの集計によると、過去1週間の新規感染者数は約1515万人で過去最多を記録しており、うち同地域事務局が47%を占めている。WHOの状況報告は、オミクロン株は他の変異株と比べて重症化しにくいことが分かってきていると指摘する。(共同)