2021年の気温、5番目の高さ EU機関、CO2濃度も上昇

欧州連合(EU)本部=ベルギー・ブリュッセル(ロイター)
欧州連合(EU)本部=ベルギー・ブリュッセル(ロイター)

欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は10日、2021年の世界の平均気温が観測史上5番目の高さだったとの分析結果を発表した。地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)とメタンの大気中の濃度も上昇を続け、勢いが衰える気配はないとしている。

同機関によると、1850年以降で平均気温が高かった1~7番目は全て2015~21年の7年に集中。21年は1850~1900年の平均気温より1・1~1・2度高かった。

2021年は欧州で豪雨による洪水で多くの犠牲者が出たほか、熱波に起因する山火事も発生するなど世界的に異常気象が相次いだ。

温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は、産業革命前からの世界の気温上昇を「2度未満、できれば1・5度以内に抑える」との目標を掲げる。CO2など温室効果ガスの大幅な削減が必要だが、厳しい状況が改めて浮き彫りになった。同機関はガス削減へ一層の取り組みを国際社会に訴えた。(共同)