出場機会求め鈴鹿へ 54歳三浦、カテゴリー下げ新たな挑戦

横浜FCからJFLの鈴鹿ポイントゲッターズに期限付きで移籍するサッカー元日本代表の三浦知良。左は兄の泰年氏=2日、静岡市
横浜FCからJFLの鈴鹿ポイントゲッターズに期限付きで移籍するサッカー元日本代表の三浦知良。左は兄の泰年氏=2日、静岡市

J2横浜FCから日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍することが決まった三浦知良は、出場機会を求める思いを抑えられなかった。昨季まで17年在籍し愛着もあるクラブを離れ、55歳で戦う今季はカテゴリーを下げてでも自身がピッチに立てる環境を追求。三浦は横浜FCを通じて「新しいチャレンジに踏み出します」とコメントした。

近年は2月26日の誕生日を迎えるたびにプレー時間に飢える胸中を明かしてきた。52歳で「常にフル出場したい」、J1に復帰した53歳で「選手である以上は90分間プレーしたい」、54歳となった昨年は「試合に出たくて出たくてうずうずしている」。

リーグ戦の2桁試合出場はJ2だった2017年の12試合が最後で、J1だった昨季はわずか1試合、1分間の出場。チーム内競争は望むところで練習からアピールを続けてきたが、厳しい現実を受け入れざるを得なかった。

日本代表の顔でもあったレジェンドの現役続行には賛否がある。純粋な戦力というより、知名度を背景とした集客力や発信力をクラブが〝利用〟しているとの声も聞かれる。一方で、サッカー界では突出している存在感もまた、〝選手力〟の1つだ。

三浦が現役続行を希望し、その力を必要とするクラブもある。実際に活躍の場を得られるかは、自分次第。18歳だった1986年にプロキャリアをスタートさせてから37年目となるシーズンも、熟練のストライカーは歓喜のゴールを目指し続ける。(奥山次郎)