世界成長4・1%に鈍化 22年、コロナや物価高脅威 世銀予測、日本2・9%

世界銀行は11日発表した最新の世界経済見通しで、2022年の世界全体の実質成長率を4・1%と予測した。昨年6月の前回予測からは0・2ポイントの下方修正。新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロン株の感染拡大や物価高などを脅威に挙げて「世界経済は21年の力強い回復から、著しく鈍化し始めている」と警鐘を鳴らした。

日本はコロナワクチンの2回目接種が進んで経済活動が盛んになるとして、22年は0・3ポイント上方修正の2・9%成長と予測。ただ、足元では感染力の強いオミクロン株が急拡大し、沖縄・広島・山口3県の対象区域では9日から飲食店の営業時間短縮要請などが始まった。全国の他地域でも感染状況次第で規制強化が予想され、経済的な打撃が広がる恐れがある。

マルパス総裁は主要国経済の減速が新興国や途上国の回復を弱めると懸念し「より多くの国を成長軌道に乗せるため、国際協調と各国の政策対応が必要だ」と強調した。(共同)