子育てはデコボコ道

悩む親からの告知 発達障害知った小5息子の反応

前回にお伝えしたペアレント・トレーニングで、家では明るくなった息子のリュウ太ですが、小学5年生でいじめっ子と同じクラスになってしまい、毎日嫌がらせをされてイライラしていました。

担任の先生に「リュウ太くんがイライラして急に怒る理由が分からず、戸惑って怖がる子もいます。このままでは孤立してしまいます」と言われ、とてもショックでした。やられたらやり返してしまう息子は、被害者でもあり加害者でもあるので、いじめっ子のことはお互いさまだと取り合ってもらえなかったのです。

どうすればいいのか悩んでいたとき、ASD(自閉症スペクトラム障害)の子供の親御さんが、学校に子供の障害特性を説明したペーパーを配付して理解を求めた-という日記をネットで読みました。同級生に息子の特性を知ってもらって共存共生する。それまで考えたこともなかった道が初めて見えました。周りに迷惑をかけないためにも、こちらから発信しようと決めました。でもそれには息子の承諾が必要です。息子にはまだ、発達障害の告知をしていませんでした。

告知のタイミングについて、診断を受けたクリニックの心理士さんには「理屈が理解できる中学生になってからがいい」と言われていました。でも私は本人に伝えないまま、障害特性が原因のトラブルを一緒に解決するのは難しいと感じていました。息子自身にも、特性と向き合ってほしいと考えたのです。

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