新春インタビュー

林田浩一・西日本鉄道社長「新たな事業の芽育てる」

インタビューに応じる西日本鉄道の林田浩一社長
インタビューに応じる西日本鉄道の林田浩一社長

昨年はコロナに始まり、コロナに暮れた1年だったが、今年は次の新たな持続可能なビジネスモデルを組み立てる年としたい。

単独で公共交通を維持することは難しい時代に入った。他社でも運賃体系の見直しの動きが始まっている。他社連携やDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用しながら、持続可能な公共交通に向けた取り組みに拍車をかける必要がある。

大型プロジェクトも動いている。(福岡市中心部の再開発事業で)「福ビル街区」(福岡ビル、天神コア、天神ビブレ)が昨年末に新築工事に入った。今年は(福岡市の青果市場跡地で)商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」が開業を迎え、同じ福岡市の大名小学校跡地の再開発事業でも工事が佳境に入る。プロジェクトが着実に進み、にぎわいを生むことが、成長戦略の一番の課題になる。

大名小学校跡地の再開発事業では、オフィスや商業ゾーンのリーシング(テナント誘致)活動を続けている。福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」は、日本やアジアで一番の創造的な都市を目指している。外資系や、国際金融都市構想にからんで、金融関係の企業、ベンチャー、ITを呼べるかが着目点だ。施設は魅力があり、ランドマーク性も高い。誘致は順調に進んでいくと思う。

福ビル街区事業でもリーシング活動は始めている。すでに手をあげている企業もあると聞いている。コンセプト通りのテナントで埋まり、新たな文化・価値が生まれるビルにしたい。