「反省」で丸刈り 退学生徒と学校側が和解

広島地裁=広島市中区
広島地裁=広島市中区

広島県呉市の私立呉港高の元男子生徒が、「反省指導」として丸刈りにされ、教師に殴られるなどして精神的苦痛を受け、自主退学に追い込まれたとして、同校を運営する呉武田学園や校長らに約180万円の損害賠償を求めた訴訟は11日、学校側が体罰や行き過ぎた指導を謝罪し、解決金を支払うことなどを条件に広島地裁(森実将人裁判長)で和解が成立した。

原告側によると和解条項には、学校側が「継続的に校則の内容や生徒指導の在り方を見直す」ことを盛り込んだ。

訴状によると、元生徒は令和元年5月、校外で喫煙したとして、丸刈りにされ、反省文を毎日大声で読み上げさせられた。同年7月には、ノートの提出を忘れたことを理由に、家庭科の教師から胸を殴られた。指導は行き過ぎで、体罰を禁止する学校教育法にも違反したと主張していた。