豪、ジョコビッチ選手対応を検討 査証再取り消しも選択肢

オーストラリアのメルボルン空港で、国境警備当局のカウンターで待つジョコビッチ選手=5日(AP=共同)
オーストラリアのメルボルン空港で、国境警備当局のカウンターで待つジョコビッチ選手=5日(AP=共同)

オーストラリアの裁判所が、テニスのジョコビッチ選手の査証(ビザ)を取り消した政府の判断を覆す決定をしたことを受け、モリソン政権は11日、今後の対応について本格的な検討に入った。政府当局者は、査証を再び取り消すことも選択肢として排除しない考えを示している。

裁判所は10日の判断で、新型コロナウイルスワクチンの接種免除の特例を事実上認めた形。政権は国内世論の動向も見極めた上で最終判断するとみられる。

地元メディアによると、隔離施設から解放されたジョコビッチ選手は10日夜、開幕を17日に控えたメルボルンの全豪オープンの会場で練習を開始した。11日未明、ツイッターで裁判所の判断に謝意を示し「このようなことがあってもオーストラリアにとどまり、全豪オープンに出場したい」と意欲を示した。

一方、ホーク移民相の報道担当者は10日「裁判所の判断後でも移民相はジョコビッチ選手の査証取り消しを検討する裁量権を有している」と述べた。(共同)