歩いて参拝、皆で「福男」 2年連続中止、西宮神社

「福男選び」が中止となった西宮神社を歩く人たち=10日午前、兵庫県西宮市
「福男選び」が中止となった西宮神社を歩く人たち=10日午前、兵庫県西宮市

兵庫県西宮市の西宮神社で10日、参拝一番乗りを目指し境内を走り抜ける恒例の「福男選び」が新型コロナウイルス感染拡大で2年連続中止になったことを受け、参拝客を係員が本殿まで誘導した。午前6時にスタート位置の「表大門」が開き、約500人が約230メートルの石畳を歩いた。

昨年も同じやり方だったが、今年は子どもらにも開門を間近で見てもらおうと、先頭に「ユニバーサルスペース」を設けた。運営団体「開門神事講社」の平尾亮講長(45)は「足の速さは関係なく、皆に福を持って帰ってもらうという長年の夢がかなった」と感無量の様子だった。例年は数千人が集まり、本殿への先着3人を一番福から三番福に認定している。

長男(1)が乗ったベビーカーを押して歩いた同県尼崎市の主婦(32)は「子どもと一緒に来られてうれしかった。今年は良いことがありそう」と笑顔で話した。