ジョコビッチ選手の審理本格化 ワクチン接種巡り豪政府と対立

オーストラリアのメルボルン空港で、国境警備当局のカウンターで待つジョコビッチ選手=5日(AP=共同)
オーストラリアのメルボルン空港で、国境警備当局のカウンターで待つジョコビッチ選手=5日(AP=共同)

新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、オーストラリア当局に入国を拒否されたテニスのジョコビッチ選手が同国の連邦政府を相手取り、査証(ビザ)取り消しの撤回を求めた裁判の審理が10日、メルボルンで再開した。双方が初めて主張を本格的に展開する場となる。

メルボルンで隔離施設のホテルに収容されているジョコビッチ選手は、開幕が17日に迫った全豪オープンへの出場を目指す。

ジョコビッチ選手の弁護団は8日に提出した書面で、同選手のPCR検査の陽性結果が昨年12月16日に判明したと主張。これがワクチンを接種できなかった医学的な理由だと訴えている。

全豪を運営するオーストラリア・テニス協会とビクトリア州政府は、ジョコビッチ選手の接種免除を許可。同選手は今月5日深夜にメルボルンに到着した。連邦政府が管轄する国境警備隊は6日、最近の感染歴があってもワクチン接種免除の対象にはならないとして、入国を拒否した。(共同)