高校サッカー青森山田が3大会ぶり優勝 パワーで圧倒「完璧な試合」

【第100回全国高校サッカー選手権大会 決勝 大津対青森山田】後半、松木玖生(右)のチーム3点目となるゴールを喜び合う青森山田イレブン=国立競技場(撮影・蔵賢斗)
【第100回全国高校サッカー選手権大会 決勝 大津対青森山田】後半、松木玖生(右)のチーム3点目となるゴールを喜び合う青森山田イレブン=国立競技場(撮影・蔵賢斗)

サッカーの全国高校選手権最終日は10日、東京・国立競技場で決勝が行われ、青森山田が大津(熊本)に4―0で快勝して3大会ぶり3度目の優勝を果たした。

勝利を告げる笛が鳴り響くと、青森山田の選手は歓喜の抱擁を繰り返した。3大会ぶりの選手権制覇は、今年度の全国高校総体と高円宮杯U-18プレミアリーグ東地区に続く頂点。最高の結末に黒田監督は「決勝でパーフェクトな試合をしてくれた」とうなずいた。

攻守に圧倒した。前半37分にCKを丸山が頭で合わせて先制すると、4分後には左からのクロスを名須川が右足で押し込んだ。後半10分にロングスローの流れから松木、同33分に左からのクロスを渡辺がいずれも頭で合わせて得点を重ね、大津を突き放した。

攻守で持ち味を前面に出した。ゴールは力強いサイド攻撃と高精度のセットプレーから奪った。決勝点の丸山は「集大成としてやり切れた」と笑った。守備は大津をシュート0本に抑えた。激しいプレスで敵を追い込み、ピンチになる前にボールを奪い取った。

大会を通じて、相手は死に物狂いで挑んできた。多くは、守備の人数を増やしてゴール前を固めた。選手は打倒青森山田に照準を定めるライバルを粉砕し続けた。黒田監督は「プレッシャーの中、努力を重ねてきた選手をほめてあげたい」とたたえた。

100回目の節目に聖地の国立競技場へ戻ってきた選手権で3度目の優勝を飾った。「打倒青森山田を掲げるチームよりも、何倍ものパワーを感じる強いチームだった」と指揮官。初めて国立競技場で伝統の優勝旗を掲げた東北の雄は前進し続ける。(奥山次郎)

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