英、イヌ泥棒の罰則強化 コロナ禍で被害続発

英ロンドンでイヌを連れた男性=2021年12月(ゲッティ=共同)
英ロンドンでイヌを連れた男性=2021年12月(ゲッティ=共同)

英国で新型コロナウイルスが流行した2020年以降、ペットのイヌが盗まれる事件が続発している。在宅時間が増えペットの需要が高まり、売却目的の窃盗を誘発した可能性がある。英政府は愛犬を失った飼い主の心情に配慮、イヌ泥棒に最高5年の禁錮刑を科す新たな刑事罰を導入する方針だ。

政府や英保険会社のまとめによると、国内のペット泥棒の約7割はイヌが標的。20年の英国内でのイヌ泥棒は推計2400件余りで、前年比で20%増えた。毎日6匹以上が盗まれた計算となる一方、盗難後に飼い主の元に戻ってくるケースは2割強にすぎないという。

背景には、コロナ禍での特需がある。「子犬の購入」とのインターネット検索が、最初の都市封鎖が始まった20年3月から同8月にかけ急増。価格も上がり、人気の一部の犬種は封鎖中に90%ほど高騰した。(共同)